【FP3級】独学・最短勉強時間で合格する勉強法、テキスト・問題集

独学でFP3級

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どうも!kanepyです!

2018年5月のFP(ファイナンシャル・プランニング)3級試験に合格し、合格証書が来たので、FP3級の独学での勉強法や使用したテキスト、問題集について解説していきます。

FP(ファイナンシャル・プランニング)試験は資格予備校や通信制の資格学校のホームページにも人気の資格としてかなりプッシュされています。

なので、手軽になにか資格でも取ってみようかなと考えて調べてみて、FP3級にたどり着いた人もいるのではないでしょうか。

そこでまず、最初はFP試験に合格すると名乗ることのできる(正確にはFP2級からじゃないと名刺などには書かないかもしれませんが)ファイナンシャルプランナーについて解説していきます。

まずファイナンシャルプランナーって?

ファイナンシャルプランナーは、主に個人の方をクライアント(お客様)とします。

その個人の方の収支の状況や資産・負債の状況、家族構成などの情報提供を受け、その情報をもとに、住居、教育や老後など未来のライフプランニングを考え、資金計画やアドバイスを行う仕事です。

例えば、ある人がマイホームを買うとして、住宅ローンを組むとします。

そのときにどういったローンが良いのか、ずっと固定金利のローンがいいのか、あるいは最初は変動金利で、後から固定金利に変えることのできるローンがいいのかなどを考えます。

その他にも、住宅ローンを組むと所得税の住宅借入金等特別控除を受けることができたりします。

このように、ファイナンシャルプランナーは個人のライフプランを考え、お金に関する適切なアドバイスを行い、その対価として報酬をもらう仕事になります。

FP3級の試験概要

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FP試験は1月、5月、9月の年三回実施されます。

2022年度の試験日程、受付期間、合格発表日

試験日 受験申請期間 合格発表日
第1回 2022年5月22日(日) 3/10(木)~3/31(木) 6/29(水)
第2回 2022年9月11日(日) 7/5(火)~7/26(火) 10/24(月)
第3回 2023年1月23日(日) 11/8(火)~11/29(火) 3/2(木)

(参考)試験日程 日本FP協会

そしてそれぞれの試験に「法令基準日」というものがあります。

この法令基準日とは、何年の何月何日時点の法律に基づいて試験問題を出しますということを意味します。1月と5月試験については前年の10月1日、9月試験はその年の4月1日となります。

FP試験では税法などの法律に関する出題もあるので、法令基準日を決めておかないと、いつの時点での法改正まで問題で問うのかが曖昧になってしまい、受験者がどこまで勉強したら良いのかわからなくなってしまいます。

なのでこの法令基準日があるわけです。

しかし、最新のテキスト・問題集を使用すればその本は最新の法令基準日に基づいて作成されていますので、受験者はあまり法令基準日を意識しなくても、きちんと出題範囲を網羅した勉強ができるようになっています。

出費を抑えるために古いテキストなどを使っている方もいたりしますが、出題範囲が異なっている場合もありますので、やはりテキストなどは最新のものを使うと良いですね。

FP試験は2種類ある?

FP試験の複雑な(?)ところは試験を実施する団体が2団体あるということです。

普通の資格試験ではあまりこういうことはありません。

例えば、有名な英検は公益財団法人日本英語検定協会というところが試験を実施しています。

その他の団体が英検の試験を実施しているということはありません。

しかし、FP試験だけは、「一般社団法人金融財政事情研究会」(略して金財)と「NPO法人日本ファイナンシャル・プランナーズ協会」(略して日本FP協会)が実施しています。

よく、「どちらの団体の試験を受ければ良いの?違いはないの?」と聞かれますが、実技試験だけが異なります

FP試験は学科試験と実技試験に分かれていますが、金財もFP協会も学科試験については同じ問題が出題されます

ですが実技試験は日本FP協会の「資産設計提案業務」、金財の「個人資産相談業務」、「保険顧客資産相談業務」の3科目があります。

それぞれ問われることが違うので、自分がどの分野の知識を生かしていきたいのかを考えて選択しましょう。

なお、どちらの団体で受けても資格の価値は同じです。

その他の試験概要は下記のとおりです。

・受験資格・・・誰でも受験できます。

・受験手数料・・・学科試験と実技試験の両方を受ける場合は6,000円。

どちらか一方の場合は3,000円。

たとえば、前回の試験で学科試験には合格したけど、実技試験だけ不合格だったという場合は、実技試験のみ受験することができます。

ここで実技試験に合格すれば、FP3級に合格ということになります。

・申込み方法・・・郵送orインターネット

・学科試験・・・試験時間は10:00~12:00の120分。出題形式はマークシート形式で60問です。内訳は◯✕式30問、三択から一つ選ぶ方式が30問です。合格基準は36点以上/60点満点です。

・実技試験・・・上述したように金財と日本FP協会で変わります。

・金財→試験時間は13:30~14:30(60分)で出題形式は事例形式5題、合格基準は30点以上/50点満点です。問題は「個人資産相談業務」か「保険顧客資産相談業務」のどちらかを選択します。

・日本FP協会→こちらも試験時間は13:30~14:30(60分)で出題形式はマークシート20問です。合格基準は60点以上/100点満点です、問題は「資産設計提案業務」のみです。

・合格率・・・平成28年5月~平成29年1月までのデータですと、金財が48%~55%で、日本FP協会が67%~76%となっています。

日本FP協会主催の試験のほうが合格率が高くなっていますね。こういう数字も参考に、どちらの試験を受験するか考えてもいいですね。

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FP3級の試験科目


・学科試験(一次試験)

・Aライフプランニング

・Bリスク管理

・C金融資産運用

・Dタックスプランニング

・E不動産

・F相続・事業承継

 

・実技試験(二次試験)

・個人資産相談業務・保険顧客資産相談業務(金財)

1.関連業法との関係及び職業上の倫理を踏まえたファイナンシャル・プランニング

2.個人顧客の問題点の把握

3.問題の解決策の検討・分析

 

・資産設計提案業務(日本FP協会)

1.関連業法との関係及び職業上の倫理を踏まえたファイナンシャル・プランニング

2.ファイナンシャル・プランニングのプロセス

3.顧客のファイナンス状況の分析と評価

学科試験は個人のお金のことについて幅広い知識を問われ、実技試験はその知識を実際に使えるかどうかを問われるというわけですね。

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たった20時間48分でFP3級に合格した独学法


さて、ここまでの解説でファイナンシャルプランナーとその最初の試験であるFP3級に関しては理解できたと思います。

ここからは私が実際にFP3級に合格した勉強法について書いていきます。

まず、見出しにも書いてある通り私は20時間48分という時間でFP3級に合格しました。

私は「study plus」という勉強記録アプリを使っていて、このアプリで時間を計っています。

ストップウォッチ機能があり、1分単位で勉強時間を計測できるのでよく使っています。

「FP3級 勉強時間」とかのキーワードで検索すると、私と同じように20時間くらいという人もいれば、30時間、50時間、長い人は100時間など様々です。

これだけ時間のばらつきがあると、「一体、自分は合格するまでにどのくらいの時間になるのだろう」と思ってしまいますが、20時間とか30時間で合格している人は難関大学の学生など、時間がある程度まとまって取れて試験慣れしている人たちになります。

逆に、社会人や主婦の方などはどうしても時間に制限がありますから、復習のタイミングが遅れたり、一回で合格できずに長い期間勉強しなくてはならなくなってしまいがちです。

なので、自分があまり勉強時間が取れないと分かっている人は、50時間を目安に勉強時間について考えておきましょう。

ちなみに今回、私は社会人としてFP3級に合格したので、この独学方法をうまく使っていただければ、時間のない方も最短で合格していただけます

FP3級の勉強に使った参考書・問題集

「FP3級は結構時間がかかるから、効率的に勉強するならうちの教材どうですか」と通信講座や資格予備校が書いてたりしますが、FP3級を合格することだけにそのような講座を使う必要はありません。

仮にそのような講座を使うのであれば、オンスク.jpが一番コスパが良いですね。月額980円からですし、動画講義なので隙間時間も有効に使うことができます。

スキマ時間を有効活用できる【オンスク.JP】

(例えば、そのままFP2級→AFP→CFP→FP1級と取得していき、独立するという方ならFP3級から真剣にオンスク.jpなどの講座で勉強しても良いかもしれません。)

さて、とりあえず市販のテキスト・問題集で勉強するという方は、まず参考書(テキスト)を選ぶわけですが、私は「32日で完成! ’22~’23年版 ユーキャンのFP3級 きほんテキスト」を使って勉強をしました。

このテキストは資格の通信講座でおなじみのユーキャンから出版されているテキストです。

この本は全面カラーで非常に見やすいのが特徴です。

あと表紙にいるネコはユーニャンというのですが(ネーミングセンス・・)、いろいろなページにこのキャラクターが出てきて、ネコ好きの私としては癒やされながら勉強できました。

ちなみに勢いでラインスタンプも購入してしまいました(笑)

やるなユーニャン・・・

表紙は結構ゆるい感じですが、中身はユーキャンが作成していることもあり、FP3級に必要な知識はきちんと網羅されています。

さらに、試験でよく出題される知識は表や図、例題で詳しく解説してありますし、32日間でテキストが一周できるような構成になっています。

一日分は約10ページとかなり少ないので、時間が無くても毎日勉強する癖をつけられるのもこのテキストを使うメリットですね。

もう一冊、有名なテキストにTAC出版から出版されている、「みんなが欲しかった!FPの教科書3級」もあります。

ネットで検索するとこちらのテキストを使って独学している人が大半かなというくらいよく使われているテキストです。

TACは大手予備校ということもあり、市販のテキスト・問題集も非常によくできています。

私も日商簿記試験や税理士、宅建士といった国家資格の勉強にはTAC出版の本を使って合格してきました。

FP3級もこちらのテキストを使っていこうかなと思ったのですが、ユーニャンの可愛さに負けました(笑)

どちらのテキストも内容の網羅性、解説の詳しさはほとんど同じなので、どちらを使っても問題ないですよ。

FP3級の勉強方法

テキストの進め方ですが、まずは一回通読しましょう。

このときに前日進めた分を翌日復習してからその日勉強する範囲を読みます。

焦って一周するよりも復習しながら進めたほうがしっかり身につきます。

テキストの内容をだいたい頭に入れたら、次は問題演習です。

問題演習はテキストで使ったユーキャンの本は使わずに、TAC出版の問題集を使いました。

理由としては、最寄りのブックオフに最新のこの本が売られていたからです(笑)

独学のメリットの一つは安く済むことですからね。できるだけ安く早く合格しましょう。

この記事の最初でも触れましたが、ブックオフなどの古本を買うときはそれが最新版であることを確認しましょう。

私はほかの本を探していた時に運良く最新版に出会えたので購入しましたが、そういったことはあまりないので、ベストはアマゾンなどで最新版を購入するのが良いですね。

あと、この問題集は解答解説が別冊になっているのが私は好きですね。

見開き1ページで左側に問題、右側に解答解説となっている問題集もありますが、私は高校の時からあまりその構成が好きではないので。

(答えが見えてしまうことがあるため)

なので、大学受験の英語の問題集は、同じ桐原書店でもネクステよりも問題1100のほうが好きでした。

(分かる人には分かるはず)

また、各分野の問題だけでなく、最後に本番試験さながらの総合問題が学科試験1問、実技試験3問ついています。

学科試験はただ単に知識を問うだけの試験なので簡単なのですが、実技試験は実際の保険証書や新聞の記事を見て答えていくので、慣れていないと本番で痛い目に遭います。

(実際、私は実技試験対策が十分でなく、本番で相当焦りました)

なので、実技試験の総合問題が3問ついているのは非常に嬉しいポイントですね。

この問題集をメインに毎日問題を解いていきました

テキストを読んで浅く頭の中に残った知識を問題演習で身につけていくイメージです。

読むだけではどうしてもしっかりと頭に定着しないので問題演習は必須です。

また、机に座って勉強できないときのために一問一答問題集を使いました。

この問題集は一問一答なのでちょっとした空き時間に問題演習をすることができます。

大きさもコンパクトなので、私は上着のポケットの中に入れていつも持ち歩いていました。

問題数も590問とボリュームがあるので、2冊目の問題集としておすすめです。

しかし、一問一答という構成上、これだけで試験本番に挑むのは難しいかなと感じました。

なので、さきほど紹介した問題集と一緒に使っていきましょう。

この2冊の問題集を解けない問題が無くなるまでやりこみましょう。私はTACの問題集を3周(最後の1周はできなかった問題だけ)、一問一答は初見でわからなかった問題だけを何回か回すという感じで進めていきました。

ここまで終われば、ほぼ合格に必要な知識は身についているはずですので、あとは自信を持って本番に望むだけです。

「過去問は解かなくて良いのか」と思うかもしれませんが、TACの問題集は過去問も収録されていますし、難関試験のように過去問と問題集の問題レベルが違うということもないので、問題集の問題だけで十分に対応可能です。

追記:FP3級、2級に過去問だけで合格できるのかという疑問に下の記事で答えました。

FP試験は過去問だけで独学合格できるのか?【FP2級合格者解説】

FP3級合格にかかった全費用

1.受験料・・・6,000円

2.受験手数料・・・80円

3.テキスト・・・1,620円

4.問題集2冊・・・1,840円(一冊は古本で760円)

5.証明写真・・・700円(6枚なので実質100円ちょっとですね)

6.交通費・・・会場まで距離があったのでガソリン代が300円くらい?

合計・・・およそ9940円

証明写真があれば9000円くらいで済みますね。

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FP3級の試験結果

以前の記事でも書いたように合格しました。

学科試験の結果は50点/60点満点(正答率83%)、実技試験の結果は90点/100点(正答率90%)でした。

(下の画像です)

前の記事でも書きましたが、正直出来過ぎです(笑)

特に実技試験は。

私が受験した回は実技試験が簡単だったらしく、他の受験者もかなり合格したみたいです。

正直、運が良かったと思います。

試験当日の受験体験記はこちらの記事で書いていますので、興味がある人はぜひご覧になってください。

まとめ

私が実際にFP3級試験に合格した勉強法や使用したテキスト・問題集について解説しました。

勉強方法をもう一度まとめると以下のような感じです。

1.テキストを一周する(前日に勉強した範囲を復習しながら)

2.過去問問題集、一問一答を完全に解けるまで回す

3.(余裕があれば)テキストをもう一度読んで全体を理解するという感じです。

仕事や他の資格試験で勉強したことが事前知識としてあったというのもありますので、事前知識のない人はもう少し勉強時間を確保しても良いかもしれません。

ぜひ参考にしてみてください。

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