「宅建に独学で合格できるのかな・・・?」
「独学だとどれくらい勉強しなきゃいけないんだろう?」
「独学にオススメのテキストとか問題集を知りたいな」
宅建士試験合格を目指している人でこんなお悩みを抱えている人も多いのではないでしょうか。
この記事ではそんな方のために宅建士試験に独学で合格する方法を解説します。
私も平成27年度に宅建士試験を受験し、136時間の独学で一発合格しました。
試験に必要な知識がまったくない状態からのスタートだったので、多くの方にとって再現性のある勉強方法になっています。
この記事では宅建士試験に独学で合格するための勉強時間や勉強方法を具体的に解説していきます。
オススメのテキストや問題集もご紹介するので参考にしてください。
この記事を読んで、お金をかけずに短い時間で合格をつかみ取りましょう!
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宅建士試験は本当に独学で合格できるのか?
結論としては独学で合格することは誰でもできます。
実際、「宅建 独学」などのキーワードで調べると独学で合格した人のブログがいくつも出てくると思います。
また、不動産業界で働いている人は宅建士試験に必要な知識を仕事で身につけているため、独学で勉強していることが多いです。
私も独学で合格した人の1人です。
たしかに簡単な資格ではありませんが、正しい方法で勉強すれば独学での合格は十分可能でしょう。
宅建士試験に独学で合格するために必要な勉強時間
ここからは宅建士試験に独学で合格するためにどのくらいの勉強時間が必要なのか、その勉強時間から試験日までにどういったスケジュール感で勉強していけばいいのかを解説します。
宅建士試験に合格するための平均の勉強時間
大手予備校や通信講座を運営する会社のサイトでは、宅建士試験合格に必要な勉強時間をだいたい200時間〜300時間としています。
不動産業界で働いている人や法律の勉強をした経験がある人など、基礎知識がある場合は200時間くらいの勉強時間で合格できるようです。
それ以外の初学者ですと300時間くらいの勉強時間が必要になるとしています。
この時間には予備校や通信講座の講義を聞く時間も含まれていますので、講義を倍速にして聞くなどすればもう少し短縮できると思います。
独学の場合は基本的にテキストを読んで、問題集を解くという繰り返しなので、講義→テキスト→問題集の流れで勉強する予備校スタイルよりも、短い時間で合格できる可能性も十分あります。
独学で合格した人たちの勉強時間
宅建士試験に独学で合格した人たちはどのくらい勉強していたのでしょうか。
『宅建 独学 勉強時間』などのキーワードで調べてみても、合格までにかかった勉強時間は100時間〜400時間くらいとかなり幅があります。
ですが、やはり平均で200時間〜300時間くらい必要になるというのは独学でも変わらないという結論で良いと思います。
私の場合は136時間で合格しましたが、この136時間という勉強時間はストップウォッチで毎回計っていたので、正確な勉強時間です。
正直、この短時間で合格できるのか不安ではありましたが、直前の過去問演習では合格点を軽く超え、予想問題での演習も合格点を超えていたので、この勉強法で間違いが無かったと確信しました。
200時間〜300時間という平均の勉強時間を基準とすれば、136時間は200時間の約68%、300時間の約45%なので、この勉強法であれば初学者は半分以下の時間で合格することができます。
勉強時間にかなりバラつきはありますが、独学の場合も200時間〜300時間くらいの勉強時間を確保することを基本として考えれば良いでしょう。
勉強時間から計算した試験日までのスケジュール
宅建士試験の試験日は毎年10月の第3日曜日です。
今日から試験日までの日数、あなたが1日に勉強できる時間を考えて勉強スケジュールを組んでみましょう。
合格に必要な平均の勉強時間、私の勉強法での勉強時間と試験日までの日数でだいたいのスケジュールを作成してみました。
平均勉強時間(事前知識あり200時間の場合) | 平均勉強時間(事前知識なし300時間の場合) | この記事の独学法での勉強時間(136時間) | |
6ヶ月(180日) | 1時間/日 | 1時間40分/日 | 45分/日 |
3ヶ月(90日) | 2時間10分/日 | 3時間20分/日 | 1時間30分/日 |
2ヶ月(60日) |
3時間20分/日 |
5時間/日 | 2時間16分/日 |
(筆者作成)
忙しい社会人だと6ヶ月か3ヶ月が現実的でしょうか。
学生であれば初学者でも2ヶ月の勉強時間で合格にたどり着けそうです。
この記事の独学法であれば社会人でも2ヶ月で合格できると思います。
平日に1時間勉強できれば土日に5時間ずつ勉強すると、だいたい2時間16分/日になります。
これくらいのペースであれば、社会人でも十分勉強時間を確保できるのではと思います。
宅建士試験の独学にオススメなテキスト、問題集
ここでは宅建士試験の独学にどのようなテキスト、問題集を使っていけば良いかを解説します。
まずはテキストや問題集を選ぶポイントを確認し、私が実際に使ったオススメのテキストと問題集を紹介します。
テキスト、問題集を選ぶポイント
宅建は人気資格なので各予備校などから数多くのテキスト、問題集が出版されています。
そのため「どのテキスト、問題集を選べばいいのかわからない・・・」と思っている人も多いのではないでしょうか。
選ぶポイントとしては、まず試験を受ける年度に対応しているかをチェックしてください。
宅建の試験は民法などの法律に関して出題されます。
法律は毎年改正が行われますので、古いテキストや問題集だと改正が反映されていない可能性があります。
そのためテキスト、問題集を選ぶ際は最新年度のものかを必ずチェックしてください。
あとは書店で立ち読みしたり、アマゾンの試し読み機能を使って、あなたが「このテキストなら勉強を続けられそうだな」と感じたものを使うのが良いでしょう。
人によって使いやすいと感じるテキストは違います。
初めて宅建を勉強する人であれば図解が多かったり、試験に出る可能性の高い知識に絞ったテキストが使いやすいでしょう。
逆にすでに宅建士試験の受験経験がある人には、細かな知識が網羅されているテキストを使って確実に合格していく方法も考えられます。
受験する年度に対応していることを確認して、あなたが使いやすいと思ったものをまずは勉強していきましょう。
宅建士試験にオススメのテキスト
テキスト・問題集はあなたが使いやすいと思ったものを選べば良いのですが、一応私が使ったテキスト、問題集も紹介します。
後で解説する勉強法もここで紹介するテキストと問題集を使った方法です。
「実際にいくつかテキストとかを見てみたけど、よくわからなかった」という人は、次に紹介するテキストと問題集を使ってみてください。
まず、テキストは『スッキリわかる宅建士 中村式戦略テキスト』を使いました。
このテキストは大手予備校のTACから出版されており、信頼できると思ったのが選んだ理由の1つです。
また、私は宅建を勉強する前に簿記の勉強をしていたのですが、簿記の勉強もこのスッキリわかるシリーズを使っていました。
そのため、このシリーズの図解の豊富さや説明のわかりやすさが事前にわかっていたことも選んだ理由になります。
さらに、現在はテキストの執筆者である中村先生による講義動画がYouTubeで無料公開されています。
勉強する人がつまずきやすいポイントや重要論点について動画講義で詳しく解説されているのも魅力ですね。
(残念ながら私が勉強した時はこういった動画はありませんでした)
民法は別のテキストを使う
宅建で一番難しいのが権利関係(民法)の分野です。
大学の法学部で民法を勉強した経験がある人や仕事で民法に触れる機会がある人以外は、この分野で苦戦するのではと思います。
私も苦戦した1人で、最後まで民法を勉強していました。
なので民法だけほかのテキストを使って勉強することをオススメします。
私は『国家試験受験のためのよくわかる民法』を読みました。
このテキストを選んだ理由は、宅建の勉強をする前に同じシリーズの会社法を読んでいて解説が非常にわかりやすかったからです。
2023年現在、すでに10版まで出版されており、長年にわたって国家試験受験生に使われていることがわかります。
宅建のテキストを読んでいて、「民法がどうしても理解できない、苦手だ」と感じる人は『よくわかる民法』を一回読んでみると、民法への理解が深まるはずです。
宅建士試験にオススメの問題集
次に問題集は、『わかって合格(うか)る宅建士 過去問12年PLUS(プラス) 』を使いました。
問題集と言っていますが実際は過去問です。
宅建の試験に限りませんが、試験に合格するには何よりも過去問を勉強する必要があります。
宅建も過去問を分析することで、最短で合格できると思い、テキスト→過去問の順に勉強しました。
12年分の過去問が収録されているので過去問演習はこれ一冊でOKです。
選択肢一つひとつに詳しい解説がついており、この解説を読むためだけにこの本を購入してもいいくらいの良書です。
また、すべての問題を『確実に正解』、『踏ん張りどころ』、『気にしない』と3つの難易度にわけてくれているので、合格するためにどの問題を正解していくべきかが一目でわかります。
宅建の試験は6割正解すれば合格できるので、難問や奇問に時間を使わずに基本的な問題を優先して確実に正解していくことが必要です。
この過去問集の3つの難易度を目安にして、本試験の問題もある程度仕分けられますので、優先する問題と後回しにする問題を判別できるようになります。
各問題に対する解説の詳しさ、過去問題の難易度が一目でわかるところが、この過去問のオススメのポイントです。
余裕があれば予想問題集も勉強しよう
さて、テキストと過去問のみでも十分に宅建士試験に合格可能だと思いますが、私は念には念を入れて予想問題集も使いました。
正直にお話しすると、予想問題集はできるだけ安くて問題数が多い本を選びました(笑)
ですが、この記事を読んでいるあなたにはこういった選び方はオススメしません。
予想問題集や模試は各予備校などが本気で本試験を当てようと作成しています。
うまくいけば、まったく同じ選択肢が本試験で出題される可能性もあるわけです。
ですので、大手予備校の予想問題集や模試を優先的に勉強するのをオススメします。
テキスト、問題集についてまとめ
テキスト、問題集についてここでいったんまとめます。
2.オススメのテキストは『スッキリわかる宅建士 中村式戦略テキスト 』
3.オススメの問題集(過去問)は『わかって合格(うか)る宅建士 過去問12年PLUS(プラス) 』
4.予想問題集、模試は大手予備校のものからできる限り解いておく
宅建士試験に独学で合格するための勉強法
ここからは宅建士試験の独学法を解説します。
私が実際に平成27年度の宅建士試験にゼロから一発合格した勉強法ですので、同じように勉強していただければ、合格に近づくのではないかと思います。
ざっくり概要をお話しすると、テキスト→過去問→テキスト→過去問・・・の繰り返しで勉強しようというあまりに普通な(笑)方法なのですが、初めて宅建を勉強する人や勉強経験はあるけど効率の良い勉強の仕方がわからない人には参考になると思います。
宅建に一発合格した実際の勉強スケジュール
受験する年の9月1日から勉強をはじめました。
宅建士試験の試験日は10月の第3日曜日なので、だいたい1ヶ月半くらいの期間になります。
なので136時間を45日で割り算して、単純に平均すると一日あたり3時間くらい勉強していたことになります。
まったく勉強しない日もあったので、日によっては5時間〜7時間ほど勉強していた日もありました。
当時は学生で時間もあったことから考えると、平均的な勉強時間だと思います。
社会人の人も平日に1時間〜2時間勉強し、土日に6時間〜8時間くらい勉強できれば同じくらいの期間で合格にたどり着けます。
勉強の流れと勉強時間は以下の通りです。
2.『スッキリわかる宅建士』の2回目の通読に約10時間
3.『わかって合格(うか)る宅建士 過去問12年PLUS(プラス) 』の過去問演習が約30時間
4.『わかって合格(うか)る宅建士 過去問12年PLUS(プラス) 』の過去問演習(2周目)が約30時間
5.『スッキリわかる宅建士』の3回目の通読に約5時間
6.『よくわかる民法』の通読に約5時間
7.『わかって合格(うか)る宅建士 過去問12年PLUS(プラス) 』の過去問演習(3周目)が約30時間
8.予想問題集による演習が約9時間
9.上記のテキスト、過去問、予想問題集の間違えた問題の確認に約7時間
以上、約136時間で宅建士試験に合格しました。
テキスト、問題集の進め方
ここからはテキスト、問題集の具体的な進め方を解説します。
『スッキリわかる宅建士』の最新2023年版のテキストでは、partⅠが宅建業法、partⅡが法令上の制限、partⅢ-1が権利関係(前半)、partⅢ-2が権利関係(後半)、partⅣがその他の分野にわかれています。
この各パートのうち、権利関係(後半)とその他の分野については1冊にまとめられており、4分冊になっています。
まずは1ページ目から最後まで通読する
宅建士試験で一番重要であり、点数の稼ぎどころになるのは宅建業法です。
なのでどのテキストも最初は宅建業法の解説から始まります。
『スッキリわかる宅建士』も宅建業法の解説から始まっているので、1ページ目から読みはじめました。
partⅢの権利関係は民法ですが、このパートは最初の通読ですべて理解するのは難しいです。
前にも書きましたが、宅建士試験で一番難易度が高いのがこの権利関係(民法)です。
なので、ほかの法律関係の資格試験を勉強したことのある人や、法学部で民法を学んでいた人など以外は、最初の通読であまり理解できなくても問題ありません。
とりあえず、「こんなことが書いてある」くらいの感じで読み進めていきます。
私も権利関係には最後まで苦労しました。
partⅡ法令上の制限、partⅣその他の分野は不動産に関連するさまざまな法律に関して解説されています。
建築基準法や固定資産税などで細かい数字が結構出てきますが、1回目の通読ではそういった細かい数字を覚える必要はないです。
この4分冊を1周するのに私は約10時間かかりました。
テキストの2周目
1周目が終わったらすぐに2周目に取りかかります。
2周目は1周目よりも内容や専門用語、数字を意識して読みます。
この段階でもまだ暗記しようとして読む必要はないです。
暗記する作業は過去問題を解きながら行っていくので、ぼんやりと覚えていく、くらいの気持ちで読みます。
たとえば、「宅建士の免許には大臣免許と知事免許があるんだけど、知ってる?」と人に聞かれたとしたら、「ああ、そんなことテキストに書いてあったなあ」くらいに記憶しておけばOKです。
また『スッキリわかる宅建士』には簡単な問題がついているので、それを解いてテキストの内容をチェックします。
可能であれば、通読→問題を解く→次の日に問題を再度解くというサイクルで進めていくと記憶の定着率が上がるでしょう。
テキストの2周目が終わったらいよいよ過去問演習をしていきます。
過去問集を解く
過去問集は『わかって合格(うか)る宅建士 過去問12年PLUS(プラス) 』を使いました。
2023年版は12年分の過去問が収録されています。
実は、私が受験したときは10年分の過去問しか収録されていませんでした。
なので12年分すべて解く場合には136時間以上の時間がかかってしまうかもしれません。
10年分もやれば十分合格できるレベルになると私は考えています。
まずは10年分の過去問をしっかり勉強し、余裕がある場合は残り2年分も勉強すればOKです。
過去問の勉強の仕方
さて、実際の過去問の進め方ですが、2年前の過去問から順に制限時間の2時間を測って解いていきます。
実際に過去問演習をするとわかると思いますが、ちょっと考えて選択肢を選んでいくという流れで勉強すると、2時間もかかりません。
だいたい1時間から1時間半くらいの間で終わってしまうと思います。
1回目の過去問演習が約1時間半で終わってしまったので、他の年の過去問もそれくらいの時間で終わるだろうと考えた私は、問題を解く時間を1時間半にしました。
その後、答えと解説を読む時間に1時間半かけ、合計3時間で1年分の過去問演習が終わるような流れで勉強計画を組みました。
1,2回目の過去問演習は正解できなくても慌てない
この最初の過去問演習では、参考書を2回通読しただけなので満足に解答できなくても問題ありません。
私も確実にわかる選択肢は全体の2割くらいでした。
1回目の過去問演習は答えとその解説を読むことで、テキストからインプットした知識を試験で使える知識に変えていくイメージで勉強しましょう。
勉強のペースとしては1日に1〜2年分の過去問を勉強し、次の日に前日の過去問の復習を行いました。
この復習も最初の演習と同じように1時間半で問題を解き、1時間半で解説を読みます。
つまり2日で1〜2年分の過去問を2回解くことになり、10年分の過去問を解くと約60時間の問題演習をこなしたことになります。
この60時間の問題演習で試験に出題されやすい問題もある程度わかるようになり、テキストでインプットした知識も試験で使える知識に変わりました。
過去問で得た知識をテキストを読んで頭の中でまとめる
過去問演習で身につけた知識は各問題ごとの解説を読んで身につけた知識なので、断片的な知識になりがちです。
ですので、ここで一度、テキストに戻ることにより、過去問演習で身につけた断片的な知識を体系的な知識にまとめなおしましょう。
ここまでテキストの通読と10年分の過去問演習を2回ずつしているので、テキストに書かれていることがほとんど理解できるようになります。
また、知識も暗記できているので、テキストを読みながらその暗記が正確なものかどうかを確認することもできます。
3回目の通読では自分の暗記度のチェックと、過去問で身につけた知識がどの分野に属しているのかを意識して読んでいきましょう。
私はこの段階になっても民法だけ不安だったので、『よくわかる民法』を読みました。
宅建のテキストではうまく理解できなかったところも理解できたので、『よくわかる民法』を読んだのは良かったと思います。
3回目のテキストの通読が終わったら最後の過去問演習を行います。
根拠を持って一つひとつ選択肢を正解できるようにする
3回目の演習ではただ単に解答するのではなく、1つずつ選択肢を見て、その選択肢が間違っているのか正しいのかを確認して解答していきます。
1回目の過去問演習と2回目の過去問演習では、まだ知識がしっかりと定着していないので、すべての選択肢を確認していくことは難しいですし時間がかかってしまいます。
なので、この3回目の段階で各選択肢を確認していきましょう。
正しい選択肢はそのまま覚えて、誤っている選択肢は「ここの部分が間違っている。正しい選択肢にするにはこう変える。」と頭の中で確認しながら進めていきます。
すでに2回過去問演習をしているので、選択肢一つひとつを確認しても1時間半くらいで1年分終わってしまうはずです。
1年分終わったら自分が頭の中で考えたことが正しかったかどうか解説を読んで確認しましょう。
わからなかった問題があったらしるしをつけて試験直前に復習できるようにしておきます。
この流れで10年分の過去問の選択肢すべてを確認していきました。
予想問題集を解く
3回目の過去問演習が終わったら予想問題集を解いていきます。
私は予想問題集を3回分解きました。
しかし、その予想問題集の問題が過去問の出題傾向と違うような気がしたのと、予想問題集のほうが明らかに難しかったので1回だけ演習し、間違えた問題を後で復習することにしました。
過去問演習と同様に1回分を3時間かけて勉強したので、3時間✕3回分で合計9時間の勉強時間です。
最終確認
最後に、試験日の前々日と前日に今まで使ったテキストと過去問集、予想問題集の復習をしました。
過去問集と予想問題集には間違えた問題にしるしをつけておいたので、その問題だけを繰り返し勉強しました。
また、テキストをペラペラとめくりながら細かい数字の最終確認をするのもオススメです。
本試験で数字が含まれる選択肢が出ても、直前に暗記したものは覚えているので、正答率が上がります。
最後の復習にかけた時間は7時間ほどでした。
以上で勉強時間計136時間で宅建士試験の本番を迎えました。
平成27年度の試験は宅地建物取引主任者から宅地建物取引士へと士業に格上げされた最初の試験でした。
なので、前年よりも難しくなるのではないかと予想されていましたが、結果的には例年通りの難易度でした。
5.独学で勉強をするのが不安な人へ
以上が136時間、1ヶ月半という期間で宅建士試験に合格した方法のすべてとなります。
この勉強法であれば宅建に短い時間で合格できると思いますので、参考にしてみてください。
不動産業界で働く私の知人の例をご紹介します。
独学で合格できない人の特徴は1つです
「宅建を受験したいから勉強法を教えて!」とお願いされたことが何回かあります。
そのたびにこの記事で紹介した勉強法を教えているのですが、不合格になってしまう人もいるのが実際です。
不動産業界で現在働いている私の知人も、もう何年も宅建に合格できていません。
では、どんな人が不合格になっているか。
それは勉強する習慣がなかなか身につかない人です。
当たり前のことですが、どんなに良い勉強法に出会っても勉強しなければ意味がありません。
独学で何回も不合格になっている人は、平均勉強時間である200時間〜300時間の半分も勉強していないことがほとんどです。
独学しやすい環境を作ろう
実は独学の成功率は10%もないと言われています。
ハーバード大学とマサチューセッツ工科大学が共同で設立したedXというオンライン学習サービスがあります。
そのedXの調査によると無料のオンライン学習の修了率は、なんと10%程度とのことです。
オンライン学習はテキストのほかに動画配信なども組み合わされているため、テキストだけより勉強しやすい環境であるにもかかわらず、この修了率の低さです。
つまり、もしあなたが独学に失敗してしまったとしても、ごく普通のことなのであまり気にする必要はありません。
「じゃあ、自分は独学で宅建に合格するのは無理なのか」と思うかもしれませんが、そうではありません。
「どうしても勉強時間を増やせない」、「勉強に身が入らない」という人は、独学しやすい環境を作るのがオススメです。
通学講座or通信講座を使って独学する
独学しやすい環境を作るには宅建士試験対策の通学講座か通信講座を利用するのがオススメです。
学生の時を思い浮かべてみてください。
毎日、学校に行って教室で勉強しなければならない環境があったから、いやいやでも勉強したはずです。
また、勉強が順調に進んでいる感覚があったり、試験で良い点数を取れたりすると、もっと勉強してみようという気持ちになったと思います。
こういった環境を自分で作れば、宅建の勉強もはかどります。
通学講座であれば強制的に勉強する環境になりますし、他の受験生の姿も見られて良い刺激になるでしょう。
通信講座も勉強の進捗を自動で管理してくれる機能や復習を手助けしてくれる機能などがあり、独学しやすい環境を作れます。
宅建士試験の独学にオススメの通学・通信講座(随時更新)
「通学とか通信講座使ったら独学じゃないんじゃない?」と考える人もいるでしょう。
ですが、あなたが「宅建に合格したい!」と思って自分で勉強を始めたなら、それは立派な独学と言えるのではないでしょうか。
学校のように強制されて勉強をさせられているわけではなく、自分(独り)で学習すると決めたのですから、独学だと私は思います。
あなたのその決意をぜひ、サポートさせていただくために、「挫折せず続けれられる」というポイントを重視して宅建士講座を選びました。
→1日たった54円で宅建士が目指せる!オンスク.JP宅建士講座を受講してみた
6.まとめ
ポイントは以下の6つです。
2.テキスト・問題集は最新のものを使う
3.おすすめのテキストは『スッキリわかる宅建士』、問題集(過去問集)は『わかって合格(うか)る宅建士 過去問12年PLUS(プラス) 』
4.民法が苦手なら別のテキストを使う。オススメは『国家試験のためのよくわかる民法』
5.テキスト→過去問→テキスト→過去問を繰り返す。余裕があれば予想問題集も。
6.1人で勉強できないときは通学講座か通信講座を利用しよう
多くの人がこの記事を読んで、宅建士試験に合格してくれれば良いなと思います。
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