【資格・大学受験生へ】勉強のモチベーションを上げるたったひとつのこと

勉強 独学法全般

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この記事は、「どうしても勉強するモチベーションが上がらない!」という人たちに向けてのものです。

ネットでよく書かれているような精神論っぽいことではなく、モチベーションが続く勉強とはどのような勉強方法なのか」というところにスポットを当てて考えていきます。

・勉強のモチベーションが上がらないときどうしてる?

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勉強することが好きだとか、苦にならない人もいるかと思いますが、ほとんどの人たちがそういう人ではないと思います。

誰しも、「今日は疲れているから勉強しないで寝てしまいたい」とか、単純に「勉強は嫌いだからできればしたくない」とか思ったことが一度はあると思います。

そんなとき、「でも、それじゃダメだ!」と思って、「とにかく机に座ろう」とか「好きな音楽を聞きながら勉強しよう」、「やる気が出る名言をネットで検索するか」などといろいろな方法で自分を勉強する方向へ持っていこうとしますね。

ちなみに私はたまに名言をネットで調べたりしますね(笑)

そんなことをしているうちに1時間くらい経ってしまって、「しまった・・・」となることもあります(笑)

あとは、勉強するためにとりあえず机に座ったのは良いけど、テキストを開いたら睡魔が襲ってきてしまったり、音楽を聴き始めたらそのまま勉強せずに、音楽を聴き続けてしまったりなど。

このような名言を見たり、とりあえず机に座ったりというのは、ネットで「勉強 やる気の出し方」とか「勉強 モチベーションの上げ方」とか検索して見つかった方法ではないでしょうか。

(もちろん、これまでの自分の勉強の経験を通じて培った知識の場合もあるでしょう。)

他にも、「環境(カフェなどに行く)を変える」、「制限時間を設ける」、「目標を紙に書き出す」、「娯楽(スマホ、テレビなど)を使えないようにする」etcと勉強のやる気を上げる様々な方法がネットに書かれています。(実際に検索してみました。便利な時代ですねえ。)

しかし、名言を見ても一時的にしかモチベーションが上がらなかったり、カフェに毎回行ってたらお金もかかります。

目標を紙に書き出してもいつしかそんなものがあることも忘れてしまったり、スマホをこっそりいじってしまったり(笑)

なので勉強のモチベーション(やる気)を上げるためには、そういった勉強以外の要素を変える方法ではなく、勉強の方法を変えることが必要になります

では、どうするか?

・自分を知り、自分で勉強をデザインするという視点

デザインとかちょっと意識高い言葉を使ってしまいましたが、要するに、「自分の今現在の立ち位置と到達したい位置を明らかにして、到達したい位置までの道のりを主体的に作っていきましょう」ということです。

受験勉強でも資格試験の勉強でも、大事なのは自分の学力水準を把握して勉強することです。他の人が使っているからとか、人気だからだとかで参考書や問題集などを選ばないことです。

たとえば、中学校を卒業したての高校一年生に、大学受験の仕上げに使うような問題集を渡しても、中学校レベルの学力しかないので難しすぎてできないわけです。これはやる気がなくなりますよね。

逆に、この高校一年生に小学校のドリルとか渡したら、あまりに易しすぎてやる気がなくなるかもしれません。

この例えは極端ですが、結構このような感じで、自分のレベルを把握せずにテキスト、問題集を闇雲に使っている人がいます。

もし、使っているテキストが難しすぎてやる気が出ないということであれば、わかるところまでレベルを下げる必要がありますし、簡単すぎてやる気が出ないのであれば、テキストのレベルを上げなければなりません。

この、自分の学力水準に見合ったテキスト(参考書)・問題集を見つけながら勉強計画を立てていくのが勉強を自分でデザインすることというわけです。

・初学者の勉強デザインの基本は2:7:1

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初学者、つまり初めての資格試験を受験する際の勉強や、高校受験・大学受験の科目を勉強する人は「2:7:1」というのを意識して使う参考書・問題集を選ぶと良いでしょう。

この「2:7:1」というのは、「知っていること:解答・解説を読めば理解できること:よく考えないと理解できないこと」の割合です。

このような割合くらいで構成されている参考書・問題集を選ぶとスムーズに勉強が進みモチベーション(やる気)も上がります。

たとえば、高校一年生が高校英語の勉強を始めるとしたら、「中学英語:高校英語の基礎:高校英語応用」の割合が「2:7:1」くらいになっている参考書・問題集を選べば良いのです。

社会人が資格試験を受験する場合でもこれと同じです。

なにか新しい資格を取ろうというときに最初に選ぶべき参考書は、

「勉強する前に得たその資格試験に関する知識:その資格試験の基本的な知識:細かい応用知識」の割合が「2:7:1」くらいのものを選べば良いのです

「2:7:1」の2は超基礎知識とでも言えるものです。一般常識とかがこの2の範囲に当てはまります。

あとは、資格試験であれば、その資格試験の範囲の超基礎をまとめた参考書を読んで得た知識もこの2の範囲になります。

この2が大切で、ここが疎かになってしまうとその後の勉強がうまくいかなくなってしまいます。(私もつい背伸びをして疎かにしてしまうことがあります)

初学者の勉強とは、この2の範囲を次の7の範囲(解答解説が理解できるもの)でどんどん増やしていくことだと言えます。

また、解答解説を理解できる範囲をどんどん覚えていきつつ、少し難しい範囲も時間を取って考えると、次のステージの勉強がスムーズに進みやすいですね。

なので、「知っていることが書いてあるから、もう少し難しい本にしよう」と考えるのではなく、「知っていることも少し書いてあるからこの本にしよう」と考えましょう。

・勉強が進んだら8:2を意識したデザインで

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ある程度勉強が進み、基礎学力が身についてきたら、

「既に知っている(曖昧でも)知識 : 考えれば理解できて暗記できる知識」が8:2になるような参考書・問題集を選んで勉強することを意識していきます。

勉強の第一段階で、基礎学力はほぼ身についています。超基礎知識の2、基礎知識の7の範囲を勉強したからです。

超基礎知識と基礎知識の範囲で大学受験であっても、資格試験であっても、その試験で必要な知識の8割は網羅されています。

第一段階での応用範囲である1の範囲は、ここでは、「考えれば理解できて暗記できる知識」の2の一部を占めるようなイメージになります。

この第二段階の勉強では、解答解説をすぐ見て理解して暗記という勉強ではなく、考える時間を少し多めにして勉強していきます。

たとえば、大学受験であれば志望校の過去問、応用レベルの問題のみを収録した問題集などをここではこなしていきます。

数学であれば、ここでは、『◯◯大の数学~ヵ年』や赤本などの過去問、『大学への数学スタンダード演習』、『文系(理系)数学の良問プラチカ』などをこなしていくイメージですね。

資格試験でも同じで、この段階で過去問であったり応用レベルの問題集をこなしていきましょう。

私が実際に受験した税理士試験であるならば、予備校の直前対策講座、模試、過去問です。簿記論・財務諸表論であれば、会計士試験の問題集なども良いですね。

今まで理解してすぐに暗記するという勉強をしてきたので、この段階の勉強は進み方が遅く、「本当に力がついているのだろうか」と考えてしまったりします。

ですが、ここで焦って今までの勉強の進め方で進んでいってしまうと、応用力がつかず初見の問題に対応できなくなってしまいます

これは、私の大学受験での失敗の一つでもあり、難しい数学の問題もいわゆる「解法暗記」をしてしまったことで、本番で初見の問題を解くことができずに、数学が足を引っ張り不合格になりました。

特に苦手な科目ほど考える時間が少なくなりますね。

得意な科目であれば、「自分はこの科目が得意だから少し考えれば解けるかもしれない」と思うので考えると思います。

しかし、苦手な科目は考えてもできる自信もなく、考えている時間どころか勉強する時間さえ苦痛でしょうから、つい解答解説を見たくなってしまいます。

けれどもここは我慢して最低でも5分くらいは考えたいですね。数学や物理などの理系科目であれば、20分くらいは手を動かしながら考えるといいですね。

そして、この勉強の第二段階である「既に知っている(曖昧でも)知識 : 考えれば理解できて暗記できる知識」が8:2になるような参考書・問題集を選んで勉強する段階を試験本番までにうまく終わらせることができれば良い結果につながると思います。

(計画通りに進むことはあまりないかとは思いますが・・・)

・まとめ

「勉強がうまく進まない」、「勉強のモチベーションが上がらない」というときには、ついつい「自分の頭が悪いからだ」とか、「仕事から返ってくるとダラダラしてしまうから」などと自分を責めてしまいがちです。

しかし、そうではなくただ単に自分に合っていない参考書や問題集を使っているだけかもしれませんよ、ということが今回の記事で伝えたかったことです。

私の勉強法も、まだそれほど大きな成果を出しているわけではないので、偉そうにも言えませんし、まだまだブラッシュアップしていかなければと思っています。

ですが、この「2:7:1」→「2:8」の勉強法を意識してから、勉強がスムーズに進むようになったので試してみてください。

それでは。



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