東大理科一類に現役合格した国語の勉強法、参考書・問題集

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この記事では友人が現役で東大理科一類に合格したときの国語の勉強法について書いていきたいと思います。

・東大入試の国語とは

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東大では理系の受験生でも、国語が二次試験で課されています。

友人は数学に強く国語に弱い人だったので、国語には相当苦労したそうです。

また、東大の理系の受験では国語の配点は80点と低いので、受験生の間では点数の差がほとんどつかないようです。

さらに他の科目と比べ、勉強してもその勉強量が点数に結びつきにくい科目でもあります。

これは、現代文なんかが一番顕著な気がしますね。

しかし、だからと言ってなんの対策もしないのも落ちに行くようなものだし、センター試験でも国語は200点満点と、英語、数学と同じ配点になっているわけなので仕方なく(笑)勉強したと友人は言っていました。

それでは、具体的な国語の勉強法について書いていきます。

まず、上でも触れたとおり友人は国語が苦手科目だったので、古文と漢文に関しては高1から勉強していました。

苦手な科目はついつい後回しにしてしまったりしてしまいますが、やはり早い段階からコツコツと勉強するといいでしょう。

最初は古文・漢文の基本事項である古文単語、漢文の句形とおもな漢字の意味と読みなどを覚えていました。

・古文




古文ではまず最初に、『ステップアップノート30古典文法基礎ドリル (河合塾シリーズ)』で古典文法を勉強していました。

この本は私も使っていたのですが、演習形式で古典文法を身につけていくスタイルの本です。

知識がコンパクトにまとまっていて非常に使いやすいです。

学校の授業などである程度文法の知識がある場合は、この本だけで古典文法はほぼ完璧にモノになります。

まだ、古典文法を本格的に勉強していない高校一年生などは、基本的な古典文法を解説してくれている参考書を1冊読んでおいてからこの本を読むとスムーズに進めることができるでしょう。

古文単語は、学校で配布されていた本を使っていました。

さらに、結構有名で受験生の間でも人気のある、『古文単語ゴロゴ』(スタディカンパニー)を読んでいました。

この単語帳は私も使っていたのですが、例文が非常におもしろく、単語の意味がすらすらと頭に入ってきました。

また、単語の説明なども書かれているので、それも暗記を助けてくれます。

次に読解ですが、まず、『古文上達 基礎編 読解と演習45』(Z会)を使っていました。

友人は古文と漢文の演習にZ会の参考書(問題集)を使っていました。

友人曰く、古文と漢文の参考書、問題集には個人的にわかりやすくてやりやすい参考書、問題集が少ないとのこと。その中でもZ会のはわかりやすいということでした。

その後、上記の本の一つ上のレベルの本である、『古文上達 読解と演習56』を使っていました。

この本は入門編、基礎編、演習編と三部構成になっていて、入門編は文法や単語の簡単な解説がついています。

ここで今までの復習を軽くしておくといいでしょう。

続く基礎編は中程度の難易度の短い問題がいくつかあり、文法と単語を読解の中で確認して覚えるのに使えます。

最後の演習編では問題に対する解説がかなり詳しくあるので、古文が苦手でも理解できると友人が言っていました。

これをこなせば東大の古文の問題も解けるようになるとのことです。

他には、ただ読むことだけを目的として、『平家物語 (新明解古典シリーズ (9))』、『今昔物語集・宇治拾遺物語 (新明解古典シリーズ (7))』を読んでいました。

まあ、これは余裕のある人だけでいいと思いますが・・・

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・漢文

漢文はまず句形の勉強からです。

友人は『漢文早覚え即答法』という本を勉強していました。

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この本には読解問題もついており、この一冊だけで句形の理解から問題演習まで一通り漢文に触れることができます。

次に、『漢文道場 入門から実戦まで』(Z会)で、問題演習をしていました。

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この本は2つのレベルに分けられた問題が40問ほどあり、漢字、書き下し、選択肢の問題が多く、記述は少なめになっています。

これで、漢文の基礎はほぼ完璧になったと友人は言っていました。

東大の記述対策としては、『漢文』(河合塾)を使っていました。

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国公立大の問題25題で構成されていて、記述対策にはバッチリだそうです。

 

・現代文

現代文に関しては友人曰く、まったく参考にならないと思うよとのこと。でも、とりあえず書いておきます(笑)

現代文では、まず評論用語を覚え、それと並行して解き方の参考書を勉強していました。

評論用語を暗記するために使っていた用語集は、『頻出現代文重要語700 (新版完全征服)』です。

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もちろんすべての用語を暗記していたわけではなかったとのことですが、多くの単語に触れることで、「あ、これちょっと見たことあるぞ」という単語を増やしていくイメージだそうです。

読み方・解き方の参考書では、現代文の講師として有名な出口先生の本を使っていました。

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この本は私も使っていたのですが、かなりよくできた参考書になっていますね。

私は友人と違って現代文には最後まで手をつけられなかったのですが、センター試験の前にこの参考書を読んだことで、センター試験本番の現代文で90点という点数を出すことができました。

(友人にセンター試験で勝てたのは、この現代文と英語だけです)私の経験からもオススメできます。

読解演習では、『記述編 現代文のトレーニング[改訂版]』(Z会)、『現代文と格闘する (河合塾シリーズ)』を使っていました。

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どちらの問題集も東大記述対策として十分に通用する問題集になっています。

若干、『現代文のトレーニング』は解説が不親切なので、二冊もやっている暇がないということであれば、『現代文と格闘する』を使うと良いと思います。


・まとめ

古文は、まず古文文法と古文単語をしっかりと暗記してから、簡単な読解問題を解いていくという流れになります。漢文も同様に句形の暗記→読解ですね。

現代文に関しては、できる人は最初からできてしまいますから、もし自分は現代文が苦手だなと思う人は、評論用語を薄く広く覚え、出口先生の現代文の読み方などの解き方の参考書を1冊こなしておくと、大きく点数を落とすことは無くなると思います。

現代文までしっかりと対策ができる人はなかなかいないかもしれませんが、そのような余裕がある人は問題演習もしておくと現代文でアドバンテージをとれるかもしれません。

    東大合格法の全容はこちらの記事でまとめています!

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