社会人に人気の高いMBA(経営学修士、経営管理修士)。
日本でもオンラインでMBAの学位が取得できる大学院が増えてきました。
そこでこの記事ではオンラインでMBAが取得できる通信制大学院を紹介したいと思います。
MBA以外の通信制大学はこちらの記事をご覧ください。
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社会人でも入れる私立・国立通信制大学院一覧、入試や学費も解説2
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国内でMBAが取得できる通信制(オンライン)大学院の費用比較
マサチューセッツ州立大学 | グロービス経営大学院 | SBI大学院大学 | ビジネス・ブレークスルー大学院 | BBT-BOND MBA | |
入学金 | 11,000円 | 80,000円 | 100,000円 | 315,000円 | なし |
学費 | 3,250,000円
(基礎課程学費+上級課程学費) |
2,998,000円
(749,500円×4回) |
2,400,000円
(600,000円×4回 |
2,520,000円
(630,000円×4回) |
2,880,000円(240,000円×12単位) |
その他 | 教材費(1科目あたり100ドル~200ドル)
16科目の場合235,200円~470,400円(1ドル=147円で計算) |
なし | IT教材費120,000円(60,000円×2回) | システム手数料240,000円(120,000円×2回) | 教材費、スタディーツアーなど
510,000円~800,000円 |
学費合計 | 3,595,200円~3,731,400円 | 3,078,000円 | 2,620,000円 | 3,075,000円 | 3,390,000円~3,680,000円 |
教育訓練給付金 | なし | あり | あり | なし | なし |
国内オンラインMBAの費用は、上の表の通りSBI大学院大学が最も安くマサチューセッツ州立大学院が最も高いです。
また、SBI大学院大学とグロービス経営大学院は教育訓練給付金の指定講座にも選ばれていますので、最大で112万円が国から支給されます。
国内でMBAが取得できる通信制(オンライン)大学院5選
通学制でMBAの学位が取得できる大学院は全国に約30ほどあります。
AACSB認証を取得している慶應義塾大学大学院などが通学制の経営大学院では有名ですね。
ですが、そうした大学院は基本的に東京やほかの都市圏に集中しており、地方在住者には時間的にも地理的にも通学するのが難しいというのが実情です。
そうした地方在住者でもオンラインであれば時間や場所を選ばずに勉強できるので、地方在住者でMBA取得を目指している人にはありがたい選択肢ですよね。
マサチューセッツ州立大学
マサチューセッツ州立大学のオンラインMBAは、日本にいながらオンラインでアメリカのMBAの学位を取得できることで、最近注目されてきたオンラインビジネススクールです。
オンラインだけでアメリカのMBAが取得できるなんて、怪しいのではないかと最初思ったのですが、このビジネススクールは『本物のMBA』の証といわれるAACSB国際認証を取得しています。
つまり国際的にも認められているMBAといえます。
TOEIC®スコア700点で出願可能なので、準備期間が短くて済む
マサチューセッツ州立大学のオンラインMBAは、通常の大学院同様に最短2年で修了することができます。
またビジネススクール留学に必要な準備を大幅に短縮できることも、このスクールの魅力の1つです。
通常、アメリカのビジネススクールに留学するにはTOEFL®、GMAT®の提出が必要となります。
受験した経験がある方はわかるかもしれませんが、MBA留学に必要なTOEFL®とGMAT®のスコアはかなりの高スコアを要求されます。
おおよそのスコアですが、TOEFL(ibt)®は80~100点(120点満点)、GMAT®は600~650点(800点満点)が必要です。
このスコアを取得するまでには約6ヶ月~1年半という期間が必要といわれています。
しかし、マサチューセッツ州立大学のオンラインMBAではTOEIC®のスコアを提出すれば良く、条件となるスコアも700点以上とハードルが低くなっています。
基礎課程でMBAに必要な英語力と経営学の知識が身につけられる
もちろん、TOEIC®700点くらいでは十分な英語力とはいえません。
ですがマサチューセッツ大学MBAは、カリキュラムが基礎課程と上級課程にわかれており、基礎課程の中で上級課程で通用する英語力を身に着けられるようになっています。
また基礎課程では英語力だけでなく、経営学の概念や理論に関する徹底的なトレーニングも行われ、講義自体は日本語ですがテキストは本場アメリカと同様に洋書を使います。
なお基礎課程はオンラインだけでなく通学も可能です。
(場所はアビタス新宿本校)
上級課程は米国の学生や留学生とのグループワークが中心
その後、ケーススタディやグループワークが中心の上級課程に進みます。
上級課程では、アメリカのビジネススクールと同様に、米国の学生や中国やインドなどの留学生と一緒にオンラインでグループワークやケーススタディの勉強をします。
講義もディスカッションもすべて英語です。
そのためオンラインでありながらも海外留学とほぼ同じ効果を得ることができます。
学費
本場アメリカのビジネススクールとなると学費が気になりますよね。
アメリカのビジネススクールでは高額なスクールだと1,000万円ほどの学費がかかります。
ですが、マサチューセッツ州立大学MBAプログラムの学費は2年間で3,261,000円(税込)です。
(2023年9月現在)
本場のビジネススクールと同等のカリキュラムを国内で、しかもオンラインで学べてこの価格なのでかなり割安だといえるでしょう。
また学費は一括納入方式だけでなく、分割納入方式も選択できます。
この場合、第1回目は入学金と基礎課程分の学費で1,614,400円(税込)です。
第2回目は上級課程分の学費で1,897,600円(税込)を支払います。
どうしても一括では払えないという人も分割を選べます。
(ただし、一括よりも納入する学費は25万円ほど増えてしまいます)
・入試時期、入試方法など
入学時期は直近だと2023年10月入学です。
入試はありませんが、入学するには以下の2つの条件を満たさなければなりません。
1.四年制大学の学位を取得していること
2.英語力
まず四年制大学の学位が必須です。
大学院に進学する方は大卒でしょうからこの条件は問題ないでしょう。
2の条件は上でも書いたようにTOEIC®700点以上であればクリアできます。
ただ入学までに取得していなくても、上級課程に進学するまでに700点以上あれば良いようなので、厳密な意味での入学条件ではありません。
TOEIC®700点はそれほど難しくないので、勉強熱心なビジネスパーソンであれば比較的短期に達成できるでしょう。
グロービス経営大学院
「グロービス」という名前はMBAを取得しようとしている社会人であれば、一度は聞いたことのある名前ではないでしょうか。
このグロービスのシリーズを書店で見かけたことがある人もいるでしょう。
ちなみにこの本はMBAで学ぶべき基礎知識が網羅されており、本格的にMBAの勉強を始める前に読んでおくとMBA入学後の講義がスムーズに進みます。
グロービス経営大学院では、通学制のMBAだけでなくオンラインMBAも開講されています。
グロービス経営大学院の概要
グロービス経営大学院は、パートタイムMBAプログラム(日本語)、オンラインMBAプログラム(日本語)、パートタイム&オンラインMBAプログラム(英語)、フルタイムMBAプログラム(英語)の4プログラムにわかれています。
通信制はこのうち、オンラインMBAプログラム(日本語)、パートタイム&オンラインMBAプログラム(英語)の2プログラムです。
入学定員は4プログラム合計860名であり、日本語プログラムで760名、英語プログラムは100名です。
履修年限は2年で、こちらの大学院は最長5年在学することができます。
グロービス経営大学院のオンラインが選ばれる理由
グロービス経営大学院では、有名企業で働いている人やベンチャー企業の役員など様々な人たちが学んでいます。
グロービスが選ばれる理由は、まず講師全員が実務家、それも現役の実務家ということ。
現役でビジネスの最前線に立ち、活躍しているわけですから、今現在ビジネスでホットな事柄を学べますし、多様な業種、職種の事例を使い様々な角度から知識を得られます。
これからの未来に不可欠なAIや5Gなどのテクノロジーを用いたビジネスを構築する力などの能力の開発も目標にしています。
また、オンラインなのでライブ形式の講義を受けることも可能です。
通信制と聞くとあらかじめ録画された講義を聴くだけなイメージがありますが、グロービスのオンラインMBAでは、録画映像ではなく通学形式と同様のライブでのディスカッション形式の講義を開講しています。
チャットを使って発言することもできますし、資料を映しながらのプレゼンテーション、さらにはグループワークなど、さまざまな機能を使ってほかの学生と議論ができます。
ほかの学生と議論し、その議論を踏まえて一緒にケースについて考え、その考えたことを発表し講師からフィードバックを受けることで、自分のビジネスや仕事にダイレクトに活かすことが可能なカリキュラムです。
1科目からの受講も可能
MBAは費用が高額になるので、なかなか一歩踏み出すのが難しいと思います。
そこでグロービスでは単科生制度を設けています。
単科生制度では1科目からの受講が可能で、MBA本科と同様にグループディスカッションしたり、成績評価を受けることも可能です。
単科生制度で取得した単位は本科に入学した場合、単位として認められますし、その分の学費も学費総額から差し引かれます。
なので「まだ本科に進む勇気がない」「時間がなくて修業年限で修了できないかもしれない」「お金をもう少し貯めてから本科に入学したい」という人は単科生制度を使って単位を取りながら本科に進む準備をすると良いでしょう。
グロービスのMBA本科で学んでいる方の実に98.6%が単科生制度を利用してから本科に進んだというデータもありますので、積極的に使っていきたい制度ですね。
入試概要
2023年度の入試日程は以下のようになっています。
入試月 | 5月入試 | 9月入試 | 1月入試 |
出願締切日 | ~2023/5/9(火)13時 | 〜2023/9/12(火)13時 | 〜2024/1/10(水)13時 |
一次審査合否発表 | 5/23(火) | 10/3(火) | 1/23(火) |
二次審査面接・筆記試験 | 5/27(土)〜6/1(日) | 10/7(土)〜10/29(日) | 1/27(土)~2/11(日) |
二次審査合否発表 |
6/27(火) |
11/14(火) |
2/29(木) |
入学手続き期間 | 6/27(火)〜7/4(火) | 11/14(火)〜11/21(火) | 2/29(木)〜3/7(木) |
(グロービス経営大学院サイトより筆者作成)
年に三回入試がありますので、自分の都合の良い時期に受験できるのが良いですね。
また、二次試験は上記期間の中から1日選ぶことができます。
なお、例年1月の入試は倍率が高くなるとのことなので、5月、9月の入試を狙っていきたいですね。
一次審査は書類審査です。
課題エッセイやその他の書類を提出し、それをもとに合否が決まります。
二次審査は面接試験と筆記試験で、オンラインMBAの面接試験はオンラインで行われます。
筆記試験は論理的思考力に関するテストです。
ただし、グロービス経営大学院で開講しているクリティカルシンキングの講義を修了していると筆記試験が免除されます。
なのでクリティカルシンキング(論理的思考)に不安がある人は、上記の単科生制度を使ってクリティカルシンキングの講義を受講して単位を取得した上で、本科の入試に挑むと良いでしょう。
受験検定料は36,000円です。
学費
気になる学費ですが、2023年9月現在、次のようになっています。
入学金・・・80,000円
1年目第一期・・・749,500円
1年目第二期・・・749,500円
2年目第一期・・・749,500円
2年目第二期・・・749,500円
合計・・・2,998,000円
300万円弱と高額ですが、ビジネスに直結する知識や経験が得られると考えれば自己投資してみてもいいかもしれません。
また独自の奨学金があるので、それを使えればもう少し費用を抑えられます。
さらにこのオンラインMBAは厚生労働省の教育訓練給付金の指定講座にもなっています。
専門実践教育訓練給付金を使用した場合、2年間で最大112万円の給付を受けられますので、専門実践教育訓練給付金の対象の方は約188万円でMBAを修了することも可能です。
早稲田大学MBAや一橋大学MBAなど国内MBAに80名が合格しています(2022年度)
今なら資料請求だけでMBA対策の基礎学習ができます。
SBI大学院大学
日本のオンラインMBAで、グロービス経営大学院と同じくらい有名なMBAがこのSBI大学院大学だと思います。
このSBI大学院大学も通学制だけでなくオンラインMBAを開講しています。
SBI大学院大学の概要
SBI大学院大学は経営管理研究科の1研究科を設置し、その中にアントレプレナー専攻の1専攻が設置されています。
MBAを取得できる本科の募集人数は60名です。
グロービスと比べると募集人数は少ないです。
本科コースのほかに単科生制度も用意されています。
またPre-MBAというMBA本科に進む前のお試しのようなコースも用意されているのが特徴です。
Pre-MBAとは
SBI大学院大学の特徴の1つがPre-MBAと呼ばれるコースがあることです。
このコースも単科生制度と同様に、働きながら学べるか不安がある場合や、MBA本科の学費をまだ用意できないなど、ゆくゆくはMBAの取得を考えているけれども、まだMBA本科へ入学するのはためらいがあるという方のためのコースです。
このコースではMBA本科で必修科目となっている4科目と問題解決技法(必修ではない)のうち2科目(4単位)を学べます。
必修科目はマーケティング、財務会計と管理会計、ファイナンス、オペレーションズマネジメントです。
募集は例年9月に行われ、10月から開講です。
受講料は28万円で、単科生制度を使って2科目受講するよりも4万円ほど受講料が安くなります。
またPre-MBAの受講を終えた方は、本科に進む際に入学金の免除や単位の認定、2単位分の授業料の減免があるので本科での負担を軽くできます。
・ディスカッションなどは対面、オンラインのどちらでも参加可能、また修論指導もあり
オンラインMBAのコースでも対面講義を行っており、対面講義は東京にあるSBIホールディングスのセミナールームで行われます。
多種多様なケーススタディーを取り扱い、それをもとにしてディスカッションを中心として講義が進みます。
プレゼンテーションや課題に対してのフィードバックなどビジネス実践力を培う場となっており、対面講義に行けない方も独自のWEB会議システムを使うことによって参加が可能です。
さらにオンラインMBAでは珍しく、修士論文の作成にも対応しています。
(修論指導の担当講師が3名なので、その講師の研究対象と同じでなくてはならないかもしれませんが)
一般的なMBAでは修了する際に事業計画書を作成し、認められるとMBA修了となりますが、SBI大学院大学の場合は事業計画書に代えて修士論文での修了も可能になっています。
入試概要
2023年度の入試日程は以下の通りです。
一次募集 | 二次募集 | |
願書締切 | 2023年11月15日(水) | 2024年1月26日(金) |
論文・面接試験期間 | 2023年11月27日(月)~12月8日(金) | 2024年1月29日(月)~2月9日(金) |
合格発表 | 2023年12月22日(金) | 2024年2月23日(金) |
(SBI大学院大学公式サイトより筆者作成)
入試は論文試験と面接試験です。
論文試験では指定された2つの課題について小論文を書き、入学願書と一緒に提出を行います。
面接試験は東京のキャンパスでの対面面接のほか、オンラインでの面接も可能です。
入学検定料は30,000円です。
学費
入学金・・・100,000円
1年第一期・・・600,000円
1年第二期・・・600,000円
2年第一期・・・600,000円
2年第二期・・・600,000円
他IT教材費・・・120,000円(2年間)
合計・・・2,620,000円
グロービス経営大学院とくらべると若干安いですね。
さらに第一回目の入試で入学される方は入学金が免除され、入試の成績や年収などの条件を満たせば、授業の減免を受けることも可能となっています。
また、グロービス経営大学院と同様にSBI大学院大学も教育訓練給付金の支給対象講座に指定されているので、専門実践教育訓練給付金を受けることができる方は、最大で112万円の給付金を受けられます。
その場合の学費は262万円-112万円で150万円です。
私立大学の1年分ほどの学費でMBAの学位を取得できます。
4.ビジネス・ブレークスルー大学大学院
ビジネス・ブレークスルー大学大学院は、経営コンサルタントの大前研一氏が設立したオンラインMBAです。
こちらの大学院も「MBA本科」と「MBA単科」にわかれており、MBA単科で取得した単位は本科の単位に参入できます。
テキストによるディスカッションに特徴
ビジネス・ブレークスルー大学大学院では掲示板上でディスカッションが行われるのが特徴です。
他の大学院ではリアルタイムで生徒同士がディスカッションしますが、ビジネス・ブレークスルー大学大学院はテキストによるディスカッションがメインです。
テキストディスカッションにすることによって、定められた期間であれば24時間いつでもディスカッションに参加できます。
学生によって勉強に使える時間帯は異なりますから、たとえば朝や夜中にしか時間を割けない学生にはテキストディスカッションは嬉しいですよね。
入試概要
2023年度の入試日程は以下です。
(下記は秋季入学)
第一期 | 第二期 | 第三期 | 第四期 | 追加募集 | |
出願締切 | 2023年 5月15日(月) | 2023年 6月19日(月) | 2023年 7月24日(月) | 2023年 8月28日(月) | 2023年 9月 5日(火) |
第一次合格発表 | 2023年 5月23日(火) | 2023年 6月27日(火) | 2023年 8月 1日(火) | 2023年 9月 5日(火) | 2023年 9月 7日(木) |
第二次試験日 | 2023年 5月27日(土)午前中 | 2023年 7月 1日(土)午前中 | 2023年 8月 5日(土)午前中 | 2023年 9月 9日(土)午前中 | 2023年 9月12日(火)18時以降 |
合格発表 | 2023年 5月31日(水) | 2023年 7月 5日(水) | 2023年 8月 9日(水) | 2023年 9月13日(水) | 2023年 9月15日(金) |
(ビジネス・ブレークスルー大学大学院公式サイトより筆者作成)
春季秋季合計で定員は200名です。
第一次試験は提出された願書、出願書類の審査です。
第二次試験は出願時に提出したエッセイやその他の資料をもとに、口述試験が行われます。
口述試験はオンラインです。
学費
入学金・・・315,000円
1年春季・・・630,000円
1年秋季・・・630,000円
2年春期・・・630,000円
2年秋季・・・630,000円
システム利用料・・・240,000円(2年間)
合計・・・3,075,000円
MBA単科で取得した単位分は授業料が減免されます。
国内MBAでは学費が最も高額ですが、テキストディスカッションなど時間に制約のある社会人には嬉しい制度もありますので、検討してみてはいかがでしょうか。
5.BOND-BBT MBA
「BOND-BBT MBA」はオーストラリアの名門大学であるBOND大学と、上記で紹介したビジネス・ブレークスルー大学大学院を運営する企業が国際提携して作られたMBAです。
BOND-BBTもマサチューセッツ州立大学と同様にAACSB認証を取得しており、さらに、優れた経営学系の大学院の証明であるEQUIS認証も受けています。
日本国内のMBAでAACSB認証とEQUIS認証の両方の認証を受けているのは、慶應義塾大学大学院経営管理研究科と早稲田大学大学院経営管理研究科のみです。
BOND-BBT MBAであれば、オンラインで国際的に認められている優れた教育を受けられます。
日本語と英語カリキュラムと英語のみカリキュラムの選択が可能
BOND-BBT MBAでは、日本語と英語のカリキュラムと英語のみのカリキュラムのどちらかを選択可能です。
日本語と英語のカリキュラムは必要単位数の60%以上を英語で履修する必要があります。
なのでどちらのカリキュラムを選んでも英語を使わなければならない環境に身を置けますが、英語にあまり自信がない方は日本語と英語のカリキュラムを選ぶと良いでしょう。
BOND大学へのスタディーツアーが必須
BOND-BBT MBAの修了要件にはBOND大学へのスタディーツアーに参加することが含まれています。
オーストラリアのキャンパスに実際に訪問し、現地の学生と一緒に学びます。
スタディーツアーは1回8日間で、修了するまでに2回の参加が必要です。
「現地でも学びたい!」という人にはBOND-BBT MBAが最もおすすめですが、スタディーツアーに参加する時間が取れない人は他のMBAを選びましょう。
入試概要
入学時期は1月、5月、9月の年3回です。
2023年9月現在は2024年1月入学の第69期の募集が行われています。
詳細はBOND-BBT MBAの公式サイトでご覧ください。
入試は書類選考のみです。
入学検定料は無料です。
学費
入学金・・・なし
必修科目(1単位分)・・・240,000円
選択科目(1単位分)・・・240,000円
必修科目は8単位、選択科目は4単位の履修が必要。
つまり科目履修のみで240,000円×12単位=2,880,000円になります。
この他、公式サイトによると以下の費用がかかります。
・教科書代:5,000円~10,000円×18科目=90,000円~180,000円
・スタディーツアー参加費:60,000円×2回=120,000円
・スタディーツアーの実費:約150,000円~250,000円(時期により変動)×2回=300,000円~500,000円
・システム利用料他
科目履修の分と合計すると、3,390,000円~3,680,000円+諸費用が2年間の学費になります。
学費は紹介したMBAの中では高額ですが、オーストラリアの本校でのスタディーツアーやAACSB認証とEQUIS認証の両方を取得していることを考慮すれば、これだけの学費を出す価値はあるかもしれません。
まとめ
以上、国内のオンラインMBAについてまとめました。
MBAを取得することで昇進や転職が有利になるのは間違いありませんし、時間も費用もかかるのでできるだけ早く取得しておきたい資格です。
ただ、地方在住だと通学制のMBAに通うのは難しいのが現状です。
オンラインMBAは自宅にいながらハイレベルな教育を受けられますし、ディスカッションなどでさまざまなバックグラウンドの学生と交流もできます。
場所や時間の制約でMBA取得を悩んでいる人は、オンラインMBAを検討してみてはいかがでしょうか。
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